5次元恋愛小説
「時空を超えた恋物語」 最終話
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5次元恋愛小説
「時空を超えた恋物語」 最終話
そんな日々を過ごした
3週間後のある晴れた日の午後、
鈴の音のように美しい響きだったな。
「レイコ、ずーっと連絡しないでごめん。
あれからさ、
いっぱい考えた。
そう…..
考えたんだ。
それでさ、今後の週末、
私も会いたいよ」
「レイコ、サンキュー。
神楽坂で会おうよ。
研究室で徹夜したじゃん。
駅前のカフェに行かない?」
「いいねー。行きたい!!」
待ち合わせ日、そのカフェに行くと、
なんだか……..
随分と会ってなかったような気分になるの
思い出のカフェだから
二人で大学の時の話で盛り上がる。
思いながらも照れてしまって、
この後、神社いこうよ。
なるように、
俺がお祓いしてやるよ」
彼がそう言いながら、私の頭をクシャッとする。
「もうー。
アドバイスしすぎたところあったしね。
彼が明るく言ってくれるから、
心から安心するの。
だから私、
カフェを出た後、二人で思い出の坂道を
ゆっくりと歩いていく。
二人の手の距離が近くなっていき、
坂道の先には川があって、
ハラハラと散っていく姿を眺めてると、
お花見した時のことを思い出していくの。
「シンジ、桜が綺麗だね。
ねえ、
「だなー。お花見楽しかったな。
バカみたいに飲んで、
あの時の俺、
能天気だったな。
レイコはさ、
色んなことをちゃんと考えてて。
ウチら真逆だったな。
バイト、サークル、ゼミ、飲み….
そんな風に過ごしてたな。うん、若き良き思い出だなー」
「確かにそんな感じだったね。
私ね、学生時代の自分って、
シンジの楽観的なところ、
「まあまあ……そんなレイコのこと、
私の肩を軽く揉んでくれる。
彼の懐の深さに包まれながら、
それから、
手をつなぎながら神社まで歩いた。
神社で二人並んで参拝した後、
幸せそうでいいな。
彼にじっと見つめられていた。
恥ずかしい….
その気持ちが伝わるように、
すると彼が優しく話しかけてくれる。
「レイコは、絶対、和装だな。
うん。レイコ、結婚しよう。
もう、
ちゃんと夫婦になろう」
彼の真剣な表情から、
軽い言葉では無いと気づくの。
「え……シンジ……..」
彼が満面の笑顔を見せながら、
四角い箱を私に出してくれたの。
私、
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