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第一話
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第二話
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小説
バレンタイン・ファンタジー
第三話
タクシーの中では、
気づくと私は、彼の腕の中で朝を迎えていたの。
「ねえねえ、これからはさー、
さきちゃんって呼んでもいい?」
彼と深く結ばれた翌朝、
ベッドの中で耳元でそうささやかれたの。
「え…….うん……..」
もしも、彼が独身男性だったら、
だけど、
酔った勢い、たった一晩のあやまちにすることもできるの。
でも、
「さきちゃん、とっても素敵だったよ。
すごくセクシーだった。
彼は私の背中を優しく撫でながら、
「ねえ…….俺、さきちゃんのことは、
いっぱいデートしようよ。
彼はそういうと、私を抱きしめてキスするの。
ああ…….
もう私、
これから、甘くて切ない、
初めてお泊まりした1週間後に、彼から合鍵を渡されたの。
「さきちゃん、いつでも家に来ていいからね。
あとね、
純粋な眼差しで、彼にそんな風に言われるの。
嬉しくて、
気づくとあっという間に、半同棲生活が始まっていたの。
そして一緒に眠り、
彼と私は、趣味も一緒なの。ゲームや漫画が大好きな二人だから、
東京タワー、スカイツリー、
あれから3年が過ぎ、
3年の間に、
経理という縁の下の力持ちな仕事を、
彼は社内では引っ張りだこ。毎日ミーティングの連続で、
彼の活躍のおかげで、
「藤木さーん、この前の資料、データ整理してPDF化して、
「倉本課長、了解です。いただいた資料をざっと拝見すると、
「助かるー。ありがとー」
こんな会話が日常茶飯事になっているの。
だから、正々堂々と一緒に居られる。
もう二人は、
お互いに残業で疲れた時は、
お店のマスターは私のこと、
奥さんって呼んでくれるの。
「ねえ、今度の連休、一泊で箱根でも行かない?
もっともっと、
どんなに一緒の時間を過ごしても、
寒い日が続くなと思っていたある日、
病院に搬送される途中、救急隊員に聞かれるの。
「ご家族の方ですか?」
「あ…….いいえ、会社の部下です」
「わかりました。ご家族の方に連絡取れますか?」
「私の上司が連絡とってます。
ただ、彼は、単身赴任で、
こんな時に、彼とは家族じゃないんだ、秘密の恋愛、
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