クリスマス 特別恋愛小説 香りで トキメキを引き寄せて  最終話

クリスマス  

特別恋愛小説   

   

香りで  

トキメキを引き寄せて 

最終話

 

 

 

今までのお話は

こちらからご覧くださいね

 

 

 

 

 

 

 

神社参拝の後は、恒例のランチ会。

 

今日はイタリアンだから、

シャンパンや白ワインを飲み始めるの。

私は、そんなに強くないので

いつも1杯程度に抑えている。

 

彼はお酒が大好きだから、

いつも楽しそうに飲んでるの。

 

でも今日の彼の飲むペースが早いな……..

少し一人になりたくて、

みんなで食事している席から離れて

レストランの中庭で、ぼーっとする。

すると、彼がやって来るの。

 

びっくりしちゃうけれど、

嬉しい。

 

私に向かって来る

彼の姿をじっと

見つめ続けるの。

「まなみと話したくて、

チャンスを狙ってた。

 

あのさ、クリスマスは空いてる?

デートしたくて…….」

「よしゆき…….

うん、もちろん。嬉しい……...」

 

そう言いながら、

私は涙ぐんでしまうの。

 

だって私、

この瞬間を待ち望んでいたから。

 

今年こそ大好きな彼と

クリスマスを過ごしたいから、

 

一生懸命頑張って、

アロマ・メモリー・オイルの

恋の魔法のワークをしていたのだから。

涙ぐんでる私の頭を

彼が笑いながら

ポンポンしてくれるの。

だから私、思わず笑顔になるの。

するとあっという間に

 

彼がカメラを構えて、

パシャって私を撮るの。

「もう、恥ずかしいよ」

「だってまなみ、可愛いから。

この表情は撮りたくなるよ。

 

それにさ、いつもまなみと話してる時、

なんだかいい気分にさせてくれるんだ。

うん、いい気分になるような香りがするんだよ」

そう言って、彼はカメラを片手に

私の頬を撫でてくれるの。

 

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