5次元恋愛小説
「時空を超えた恋物語」第一話
パタン………
それでも、
今日は定時で帰りますよっていうアピ
そうしないとチームメンバーから呼び止められて、
付き合わなくちゃいけなくな
オフィスビルを颯爽と出て、
東京駅に到着して、
19時15分着の新幹線だよん」
「お疲れー。時間、了解。
早くレイコをギュギュってして、
速攻で彼から、甘くてキュンとするようなLINEの返信が来る。
ハートいっぱいのスタンプ送る。
ハートがもっといっぱいのスタンプが届く。
半年前から、シンジと秘密の恋愛が始まった。
でも出会いは、
大学で知り合い、
あの頃は一緒に飲みに行ったり、
卒業してから彼は実家の会社がある長野に戻って、
そんな私達がまた頻繁に連絡を取り合うようになったきっかけは、
「シンジー、社長さんだねー!
おめでとう!
すごいねー。
まあ、
引き継いだ2代目だからさ、
それにしても久々だな。元気にしてる?
相変わらずキレイだなって思って、
レイコも大活躍だな。
カッコイイな」
「ありがとう。今は営業事務とマーケティングの兼任なの。
仕事に夢中なダメな奥さんよ」
「そうなんだ。うん、仕事は面白いよな。
まあ俺も、
奥さんに任せっぱなしよー。
奥さんストレス溜まるんだろうな
頭では分かってるんだけど、
旦那さんと二人暮らしだっけ?
リモートワークしてる自撮り写真、
すっごい絵になってるよ。優雅だな」
「ありがとう。子ども、授からないから
ウチは諦めちゃって、
シンジは、大家族だね。
「そうか?なんだかお互いに
真逆な夫婦関係だな。
そうだ、
仕事の接待に行くんだ。軽く飲もうぜー」
「えー、東京来てるのー。
嬉しいなー。シンジと飲むの楽しみー」
そんなLINEのラリーであっという間に
東京での再会が決まった
続く・・・
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