ダブルな恋愛小説
「風になる」第四話
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下見旅行の前日になると、
ダイキから長いLINEがくる。
タイムスケジュール。
しっかりと盛り込んである。
適度なタイミングで休憩を入れる
そのセン
私の要望は全く聞いてくれない。
ダイキだったら仕方ないかなと
受け入れて
下見当日、ツーリングには
もってこいの晴天。
風と一つになっていく。
セーフティドライブがありがたい。
サービスエリアへと立ち寄った。
「ここのサービスエリアは、
このコーヒーが有名なんだよな」
彼はそう言いながら、
お目当のカフェに入って、
「ミナミ、コーヒー飲みながら
目線こっちちょうだい」
サークル内限定のグループページに
下見の様子を掲載するための写
私の写真をたくさん撮ってく
ものすごいセンスとマメさを
発揮できる少年の心い
ダイキのことは好き。
だけど、
私に任せっきりなところは
わがままで苦手。
夕方までツーリングを楽しんだ後、
箱根の温泉宿に到着する。
出て来てくれて、
とても丁寧に対応してくれ
私の話す声やテンポがいいん
言ってくれるけれど、自覚や自信はない。
いつもベタ誉めしてくれるので
本当にありがた
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